室橋BOSSとの思い出 白滝キャンプ編

2015年の8月に私の大好きな白滝高原キャンプ場にぷりずむのみんなを誘ってキャンプをしました!その時のテーマが「自己解決能力と危険回避能力のスキルアップ」でした(実はボスの文章を見て思い出した・・(;^_^A))なるべく自分たちでやり遂げることを目標に、まずは獲物獲得の武器作りを!!と思い、マンモスハンターの地白滝のジオパークセンターで鏃を作ることから始めました(結構発想が無謀 (笑))その時の室橋ボスから頂いた感想文が秀逸でしたので、ここでご紹介させてください           赤塚

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ぷりずむ主催の2015年度サマーキャンプは「自己解決能力と危険回避能力のスキルアップ」をテーマとして、8月上旬に紋別郡遠軽町の白滝高原キャンプ場で行われた。

初日の昼は、白滝駅近くににあるジオパーク交流センターで、黒曜石を鹿の角で叩きながら鏃にしていく作業を体験した。白滝は日本でも有数の黒曜石生産地で、およそ2万年前の石器が発掘されている。このことにちなんだ、博物館の催しに参加したわけである。

子どもたちに交じって大人も一緒に作業に取り組んだが、一番先に完成させたのは、ぷりずむに所属する青年だった。彼がただ一人、指導員から作り方を称賛されていた。

黒曜石の縁を、力を加減しながら叩き割っていき、最終的に鏃の形にする。叩き方がまずいと思わぬ方向に石が割れてしまい、もはや適切な形に整えられなくなってしまう。慎重かつ大胆に作業を進めなければ、よい鏃にはならない。その昔、きっと彼のような青年が優秀な石器の作り手として、周りの人たちから頼りにされていたのだろうなと思った。

発達障害のある子どもたちの多くは、学校教育に馴染むことが難しい。学校にうまく適応する子どもたちが「良い子」とされるが、発達障害のあるこどもたちの多くが、そのように評価されることは少ない。しかし、石器つくりで一番になった青年は、その昔であればその腕を、周りの人たちから信頼されていたことであろう。おそらく私たちも、一緒に石器つくり体験をしなかったら、彼のこのような才能を発見できなかったかもしれない。

発達障害のある子どもたちがもつ才能は、現代社会においては残念ながら日常生活の中で発揮されることは少なく、このような非日常的な行為の中にみいだされるのかもしれない。しかし、これは子どもの責任ではなく、現代社会が彼らの才能を見出すことなく「障害児」にしてしまっていることに責任があるといえるのではないだろうか・・・。その晩、ぷりずむのお母さんたちが用意してくださった素晴らしい夕食を堪能しつつ、そんなことを考えていた。                           室橋 春光


次回のブログで写真をお見せしますね!!

ぷりずむすたいる

みなさんこんにちわ 特定非営利活動法人ぷりずむです。「ぷりずむ」では学習障害や発達障害のことをやっていますが、それ以上に「楽しいこと!!」をやっていくのが、「ぷりずむすたいる」です!

0コメント

  • 1000 / 1000